独立する準備として、自分の強みを知ること、アピールポイントや得意分野を明確化することが大切となってきます。そこで紹介するのが、キャリアの棚卸しです。キャリアの棚卸しとは自己分析の一つで、これまでの仕事を全て書き出すことを指します。自分が携わってきた仕事を客観的に把握でき、自分のアピールすべき部分や強みがはっきりするので、自分が何を売りにして仕事を探せば良いのかわかるのです。転職に限らず、フリーランスとして働く際にも棚卸しを行い、言語化できるようになっておきましょう。
棚卸しの方法としては、まず履歴書に書いたり、年表のように職歴を書いたりしていきます。それぞれの業務内容や評価されたこと、身についたスキル、知識なども書き出していきましょう。資格取得についても同様に、いつからどのような勉強を始めてどのように工夫して取得したのか、その結果として仕事が増えたのかまで記載します。さらに、参加したセミナーや研修会を振り返り、どのような仕事に活かせたか、どのような人と出会ったかまで記載しておくとわかりやすいです。
書き出しを終えたら、自分の行ってきた業務に評価をつけていきましょう。そのうえで、他者からも評価されそうな部分やスキルをチェックします。それが、自分の強みや売りとなるのです。フリーランスは幅広くこなせることも大切ですが、特定のスキルに対して強みがあると顧客にも選んでもらいやすくなります。棚卸しで自信をつけ、さらなるスキルアップを目指しましょう。